コンクリート圧送の排水処理

実証データ

コンクリート圧送でコンクリート汚水が発生したとき、当社の排水処理装置NR-1と砂利水処理装置NR-Qを活用して汚水を処理する方法を説明いたします。

圧送車洗浄の場合

最初に、コンクリートで汚れた圧送車を洗浄する場合を紹介します。圧送車を洗浄すると、コンクリート汚水が発生します。

コンクリート洗浄水には砂利や小石が混ざっています。この砂利や小石を含む汚水処理には、当社のNR-Qという装置を使います。

砂利水処理装置NR-Qと凝集剤PLASTにより、砂利と小石が取り除かれて、残った汚水は固液分離します。汚水の汚れは凝集されて汚泥になります。処理水は放流基準までpH調整後、放流または再利用できます。

固定局の場合

もう一つ別の例を紹介します。現場からコンクリート汚水を持ち帰って後でまとめて処理したい場合、次のように処理します。

現場から持ち帰ったコンクリート汚水を固定局の調整槽にまとめて溜めておきます。そして、フィルター付きの脱水カゴとポンプを使っておおまかな固形分を取り除きます。固形分を取り除いた後、調整槽の上澄みをNR-1で処理します。NR-1と凝集剤PLASTにより浮遊物質も固液分離しますので、処理水は放流基準までpH調整すれば放流が可能です(環境省基準)。

NR-1は自動制御なので比較的に手間がかかりませんが、この場合、比較的小型で安価なNR-2を代わりに使用しても構いません。