はじめに
米のとぎ汁の排水処理の重要性
米のとぎ汁には、窒素やりん、そして有機物が入っています。この中でも有機物による汚れは水の浄化施設で綺麗に処理することができます。
一方で、窒素やりんは水の浄化施設で行われているような通常の方法では効果が限られるため、例えば東京湾のような閉じた海域の水処理施設では、高度処理方式と呼ばれるような浄化手法が採用して処理しています。
しかし、下水設備が整備されていないような地域では、そのまま生活排水が直接川や海へ放出されるので環境への悪影響が懸念されます。
工場が直面する主な排水処理の課題
このような問題はお米を扱う工場(洗米工場/食品工場など)でも直面しています。
- 処理費用が高額になりがち
- 処理に時間がかかる
- そもそもどう処理するのが最善なのか分からない
排水処理の基本的な考え方
最新の排水処理技術とそのメリット
米のとぎ汁の新しい処理方法として、凝集剤『PLAST』を使うと米のとぎ汁を素早く沈降分離させることができます。
凝集剤PLASTに関してはこちらの記事に詳しく書いています。
(米のとぎ汁をPLASTで処理した事例はそのままページ下部にあります。)
このプラスとのメリットは大きく分けて4つあります。

無機系なので安全でかつ環境にやさしい

低コストで驚異的な処理スピード

pH調整可能なので、そのまま川などへの放流が可能

固形分は安全型処分が可能なので大幅なコスト削減
事例紹介
実際に弊社での実験した事例をご紹介します。
弊社での実験事例を紹介
まず、弊社の特許技術をもった凝集剤『PLAST』を米のとぎ汁に加えて撹拌すると、
数十秒で沈降分離します。

次に、フィルター等を用いて沈殿した固形分と処理水とを分離します。

この処理水のpHを調整することも可能なので、そのまま放流することも可能です。
そして、これによりかなりの処理費用を削減することができます。
曝気槽(ばっきそう)を使用しない簡易処理槽もあるので、
電気代を削減し汚水処理にかかるコストを軽減します。
まとめ
まずはご相談ください
米のとぎ汁の排水処理にお困りでしたら、まずはエコサイエンスにご相談ください。
凝集剤の無料サンプルもご用意しております。(全国どこでも発送致します)
また、既存システムの改修プランニングやアフターサービス等もおこなっております。